KITANO MOUNTAIN+WORK+FOOD

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撮影=平野 愛

これは、食の事業者やクリエイティブ職のワーカーの方々に、神戸市の山側・北野エリアへの事業所開設もしくは移転を考えていただくためのサイトです。北野は、街でありつつ、常に山がすぐそばに見え、外国的な古い建物が多く、落ち着いた環境で仕事をしたりお客さんとやり取りしたいお店や事業者がひそかに集まっているエリアです。そして、私たちは北野町で商業ビルを所有するオーナーたちから構成する会で「北野BID」といいます。この地で新たに事業を始められたい方々のサポートをしたいと考えています。

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(はじめに)

北野は不思議な町です。

神戸の街の中心部にもかかわらず山の空気が吹いていたり、外国人の子どもと日本人の子どもが関西弁をしゃべって小学校に登下校したりする。
東京や海外を行き来するビジネスマンが活動しているかと思えば、インド人のおばあちゃんが道ばたで黄昏れている。

そしてそんな景色の背後には、常に山がそびえています。

その昔、明治の始めまでは、北野村と呼ばれる山の麓の農村でした。
明治の開港以降は、外国人と日本人が一緒に暮らす日本唯一の雑居居住地として急激に変化し、外国とのビジネスをしたり交流する人々が多く移り住みます。
戦後は、数々の個性的な商業ビルが立ち並び、ファッションやデザインや建築の仕事をしている人たちが仕事の拠点にしてきました。
常に新しい人を受け入れて変化を続け、基本は住宅街でありつつ、閑静な仕事の場としても機能してきました。

今、新しい動きが必要だと感じ、北野のビルオーナー同士がこの街の将来について議論し始めています。

これからは、食をキーにしたコミュニティーづくりができないだろうか?

数年前から、建築家、ブランディングの戦略家、編集者、写真家、グラフィックデザイナー、ITのエンジニアなどの事業者が北野を拠点にして仕事をし始めています。

ここ北野に、これからの食をつくっていく事業者たちが集まって、意欲的でありつつ、落ち着いた環境で仕事をし、また別職種のユニークな事業者さんたち(写真家やデザイナーや編集者など)とつながりができて面白い協働が起こっていくような環境ができていったら良いのでは。

北野BID(北野ビジネス・インプルーブメント・ディストリクト)はこのような背景から生まれました。

BIDとは、アメリカやヨーロッパで広まった概念で、地域の長期的な不動産価値向上に向けて地域の権利者が主体的にアクションをおこすエリアのことです。北野BIDは、そうした概念に刺激を受け、各種地域団体や行政機関と協力のもと、北野地区におけるビジネス環境改善のためのアクションを起こす目的で設立されました。

事業者の方々、あなたの仕事場を北野に移すことを考えてみませんか?

もちろん食の事業者以外でも北野に仕事場を移すことに関心がある方なら歓迎です。
ご興味のある方、お気軽に北野BIDまでお問合せください。

お問合せはこちらまで 北野BID 事務局:小泉

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北野BID設立主旨:
異人館のある美しい景観と国際文化が北野山本地区の最大の財産であると認識し、長期的な視点で北野山本地区のビジネス立地としてのブランド力向上施策の検討や事業を実施する会として発足しました。北野の各種地域団体と連携し、行政機関との協力関係を構築し、ビルオーナー・ビジネスオーナー・住民・行政が一体となった調和のとれた街づくりを目指す団体として組織されました。

会長:ダルビッシュセファット・ファルサ(ダルビッシュコート)
役員:頴川欽和(ローズガーデン他)、サンジブ・ジャベリ(北野ヒルズ)、宇津誠二(デゥマンビル)
監査役:浅木隆子(北野クラブ)
顧問:若山晴洋(リンズギャラリー他)
事務局長:小泉寛明(神戸R不動産)